青汁は作り置きしても大丈夫なの?適切な保存方法が知りたい!!
青汁は作り置きしても大丈夫なの?適切な保存方法が知りたい!!
青汁の作り置きについて質問させていただきます。
今はペットボトルタイプの野菜ジュースを毎日飲んでいます。
冷蔵庫で保管し、だいたい2~3日で1本を消費するというペースです。
知人から「青汁のほうが、健康効果が高い」と教えられ、
今後は野菜ジュースから青汁に切り替えたいと思っています。
冷凍タイプの青汁は解凍が面倒ですし、わが家の冷蔵庫では
保管スペースを確保できません。
できれば、粉末タイプのものを購入して水に溶かして
今までのように1ℓのペットボトルに入れておきたいのですが、
青汁は作り置きしても大丈夫なのでしょうか?
衛生面、味、栄養、それぞれ心配です。
陽だまりの猫 50才
青汁も新鮮さが命!
どーも、管理人の青汁男爵です。
市販の野菜ジュースの長所は、冷蔵庫で保管が効いて、
なおかつ紙パックやペットボトルという飲みやすい形態にパッケージングされていること。
「青汁も同じような売り方をしてくれたらもっと便利なのに・・・」
青汁男爵もそう思ってしまう時がありますよ。
でも、裏を返せば
「簡単に保存が効く」=「保存料が含まれている」ということですよね。
保存料ってカビや細菌の繁殖を防いだり、食品の酸化を防止したりする目的で添加されるもの。
要するに人工的な化学物質です。
中には発がん性が指摘されている物質もあるため、
本当の意味で野菜の健康効果を受けようと思うのなら、
保存料が入っていない野菜ジュースを飲むのが正解でしょう。
その点、青汁には保存料が無添加なタイプがほとんど!
市販の野菜ジュースのようには長期保管ができないというデメリットがあって、
作り置きについてはメーカーも「できれば避けて欲しい」というスタンスみたいです。
青汁は作り置きすると時間とともに栄養価が失われていきます
保存料が入っていないとはいえ、真夏でもない限り、
すぐに細菌が繁殖して飲めなくなった! という事態にはならないでしょう。
実際、カレーやシチューだって作り置きして2~3日食べ続けますよね?
それと同じことで、冷蔵庫でしっかり保管していれば2日程度は衛生上の問題はないハズ。
ただし、青汁の作り置きがNGなのは衛生面だけの問題ではないんです。
青汁に含まれているビタミン類の中には、熱や水に弱い性質を持つものがあります。
その最たる例がビタミンC。
水に溶かすことで破壊が進行してしまいます。
青汁の効果を100%吸収しようと思うなら粉末を水に溶かして、すぐに飲むというのがベストな飲み方ですね。
作ってからの時間が経過すればするほど、せっかくの栄養効果が失われてしまいますから。
一度に飲むのが難しいという人も、できれば作ったその日のうちに飲み干してしまう習慣をつけること!
酵素活性があるタイプの青汁は特に注意!
栄養素に関連して、もうひとつ注意していただきたいのが、
「酵素活性があるタイプの青汁」は絶対に作り置きしないほうが良いということ。
酵素活性があるタイプは、粉末にする過程で高熱処理をしていない青汁。
フリーズドライタイプの青汁がこれに相当します。
野菜には体内で消化や代謝を助けてくれる
“酵素”が豊富に含まれていす。
この酵素、30~60℃で活性を示すという性質があるため、温度が低すぎても、
高過ぎてもうまく働きません。
高熱を加えて粉砕した青汁は酵素の構造が変わってしまうため酵素活性はほとんどないけど、
熱を加えずに粉砕したタイプの青汁にはこの酵素活性が保たれてるんです。
酵素はとってもデリケートな成分。
水に溶かした後、時間が経つにつれてその働きは徐々に失活してしまいます。
せっかくの酵素パワーを最大限に生かすためには、溶かしてすぐに飲むというのが理想的なわけなんです。
「ペットボトルに作り置きして、飲みたい時にちょこちょこ飲みたい」
という気持ちは分かるけど、何のために青汁を飲むのか、
その目的を見失わないように注意してください!
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